クロアチアの携帯電話事業者各社、通貨変更に伴うシステム更新を完了
- 2023年01月07日
- 海外携帯電話
クロアチア(フルバツカ)の移動体通信事業者(MNO)各社は通貨の変更に伴うシステムの更新を完了した。
クロアチアでは2023年1月1日を効力発生日として法定通貨を変更しており、2022年12月31日をもってクロアチアクーナ(HRK)を廃止するとともに、2023年1月1日よりユーロ(EUR)を導入している。
クロアチアの移動体通信事業者各社は法定通貨の変更に対応するために、システムの更新およびメンテナンスの実施が必要となった。
クロアチアの移動体通信事業者はHrvatski Telekom、A1 Hrvatska、Telemach Hrvatskaの3社で、システムの更新とメンテナンスの期間は移動体通信事業者によって異なる。
Hrvatski Telekomは2022年12月31日の21時から2023年1月1日の23時59分まで、A1 Hrvatskaは2022年12月31日の21時から2023年1月3日の23時59分まで、Telemach Hrvatskaはポストペイド回線では2022年12月31日から2023年1月6日まで、プリペイド回線では2022年12月31日の夜から2023年1月1日までシステムの更新とメンテナンスを実施した。
表記の日時はすべて中央欧州時間を基準とする。
システムの更新とメンテナンスの期間はプランおよびオプションの契約、解約、変更、契約情報の確認、製品の購入などは受け付けていなかったが、完了後は各種手続きの受け付けを再開している。
なお、クロアチアでは2023年1月1日から2023年1月14日まで二重流通期間として移行期間を設けており、移行期間はユーロおよびクロアチアクーナで支払いを認める。
換算レートの計算はクロアチアのすべての事業体で基本的に1ユーロ(約141円)を7.53450クロアチアクーナで固定しており、移動体通信事業者各社でも共通となる。
移動体通信事業者各社は少なくとも移行期間はユーロとクロアチアクーナを併記する。
2023年1月15日以降は原則としてユーロを受け付ける。
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