UQがWiMAX 2+速度変更予定エリアを更新、速度変更エリアも案内
- 2023年02月01日
- KDDI-総合
KDDIの連結子会社であるUQ Communicationsは第5世代移動通信システム(5G)の導入に伴うWiMAX 2+の速度変更予定エリアを更新した。
更新前は2023年3月末時点の速度変更予定エリアを掲載していたが、更新後は2023年4月末時点の速度変更予定エリアを掲載している。
速度変更予定エリアはエリアマップの形式で掲載しており、2023年4月末時点で京都府、大阪府、兵庫県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、愛知県に速度変更予定エリアが存在する。
速度変更予定エリアでは2023年4月末までにWiMAX 2+の通信速度を変更する予定である。
UQ Communicationsは速度変更予定エリアの更新のほかに、WiMAX 2+の速度変更エリアを公開した。
速度変更エリアは2022年12月31日までにWiMAX 2+の通信速度を変更したエリアを掲載しており、基地局の所在地に基づき地名で案内している。
2022年12月31日時点で東京都千代田区、新宿区、港区、江東区、渋谷区に速度変更エリアが存在する。
WiMAX 2+の通信速度の変更は下り最大440Mbpsから下り最大220Mbpsとなるため、大幅に通信速度の理論値が低下することになる。
UQ Communicationsは広帯域移動無線アクセス(BWA)向け周波数として2.5GHz帯で50MHz幅の割当を受けており、事実上の第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式をWiMAX 2+として展開しているが、30MHz幅を5GのNR方式に切り替える。
LTE方式では1搬送波あたりの帯域幅が最大20MHz幅であるため、UQ Communicationsは10MHz幅、20MHz幅、20MHz幅の3搬送波で運用しており、20MHz幅と20MHz幅の2搬送波でキャリアアグリゲーション(CA)を適用時に下り最大440Mbpsとなる。
10MHz幅と20MHz幅の2搬送波をNR方式に切り替え、LTE方式を運用する帯域幅は20MHz幅に縮小するため、WiMAX 2+の通信速度の理論値が低下する。
NR方式のFR1では1搬送波あたりの帯域幅が最大100MHz幅となるため、UQ Communicationsは30MHz幅の1搬送波でNR方式を運用することが確定している。
WiMAX 2+の通信速度が低下したエリアでは5Gを順次導入する予定である。
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