マレーシアのCelcomDigiが最初の業績発表
- 2023年02月25日
- 海外携帯電話
CelcomDigiとして事業を行うマレーシアのDigiは2022年通期の業績を発表した。
2022年12月31日に終了した12か月間となる2022年通期の連結売上高は67億7,331万マレーシアリンギット(約2,070億4,147万円)、親会社の所有者に帰属する当期純利益は7億6,350万マレーシアリンギット(約233億2,560万円)となった。
Digiは2022年11月30日を効力発生日としてマレーシアの移動体通信事業者(MNO)であるCelcom Axiataと合併を完了しており、2022年11月30日以降のCelcom AxiataはDigiの完全子会社として存在する。
当初は合併の完了に伴い社名をCelcom Digiに変更する計画を発表していたが、社名はDigiから変更していない。
社名はDigiであるが、合併の完了後はCelcomDigiとして展開しており、CelcomDigiとしては最初の業績発表となった。
Celcom AxiataはDigiの連結対象となるため、2022年通期の業績には2022年12月1日以降のCelcom Axiataの実績が含まれている。
Digiの主要事業はマレーシアにおける携帯通信事業である。
合併前のDigiは完全子会社でマレーシアの移動体通信事業者であるDigi Telecommunicationsを通じて携帯通信事業を展開していた。
合併の完了後もDigi TelecommunicationsとCelcom Axiataはそれぞれ移動体通信事業者として携帯通信事業を継続しており、Digiは2社の移動体通信事業者を所有することになる。
2022年12月31日時点の事業データを公表している。
携帯通信サービスの加入件数はDigi Telecommunicationsが1,097万474件、Celcom Axiataが924万597件で、合計では2,021万1,071件となった。
人口カバー率はDigi Telecommunicationsの4Gが95.9%、4G+が90.4%、Celcom Axiataの4Gが96.4%、4G+が90.3%である。
4Gは第4世代移動通信システム(4G)の無線方式であるLTE方式を利用できるエリアで、4G+はLTE方式を高度化してキャリアアグリゲーション(CA)を利用できるエリアとなる。
データ通信の加入率はDigi Telecommunicationsが86.8%、Celcom Axiataが86.0%となっている。
当面はDigi TelecommunicationsとCelcom Axiataの事業データを案内することになる。
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