インドネシア政府系Telkom Indonesia、固定通信事業をTelkomselに移管
- 2023年04月12日
- 海外携帯電話
インドネシアのTelkom Indonesiaは同社の連結子会社でTelkomselとして事業を行うインドネシアの移動体通信事業者(MNO)であるTelekomunikasi Selularに固定通信事業を移管することが分かった。
Telkom IndonesiaおよびSingtelとして事業を行うシンガポールのSingapore TelecommunicationsはTelkom Indonesiaの固定通信事業を分割してTelekomunikasi Selularに統合するための条件付き会社分割契約に署名したという。
Telkom Indonesiaの固定通信事業はIndiHomeとして展開している。
会社分割はTelkom Indonesiaを分割会社としてIndiHomeに係る権利義務をTelekomunikasi Selularが承継する方法で行う。
Telkom Indonesiaはインドネシア国有の会社で、株式の52.09%をインドネシア政府が保有する。
2020年12月3日にTelekomunikasi IndonesiaからTelkom Indonesiaに社名を変更した。
Telekomunikasi SelularはTelkom IndonesiaとSingapore Telecommunicationsが出資する移動体通信事業者である。
持分比率はTelkom Indonesiaが65%、Singapore Telecommunicationsが完全子会社であるシンガポールのSingapore Telecom Mobileを通じて35%となっている。
携帯通信と固定通信を組み合わせたサービスを強化する目的で固定通信事業をTelekomunikasi Selularに移管する。
固定通信事業の取得に対する対価はTelekomunikasi Selularの新株発行としている。
固定通信事業の移管が完了時点でTelekomunikasi Selularに対する持分比率はTelkom Indonesiaが70.4%、Singapore Telecommunicationsが29.6%となる。
2023年第3四半期に固定通信事業の移管を完了する予定である。
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