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AT&TとAST & Science、周波数の貸出契約を締結



米国(アメリカ)のAT&Tおよび同国のAST & Scienceは周波数の貸出契約を締結したことが分かった。

AT&Tが米国の政府機関で電気通信分野などの規制を司る連邦通信委員会(Federal Communications Commission:FCC)に提出した通知で判明している。

AT&Tは子会社を通じて周波数を取得しており、AT&Tの7社の子会社が保有する周波数をAST & Scienceおよびその子会社に貸出する。

対象の周波数は850MHz帯のセルラーAおよびBブロックの一部と700MHz帯のBおよびCブロックの一部である。

AST & Scienceは米国のAST SpaceMobileの完全子会社で、既存の携帯端末で利用できる宇宙ベースの標準技術に基づくセルラーブロードバンドサービスを移動体通信事業者(MNO)に提供する目的で設立した。

AT&Tが貸出する周波数はAST SpaceMobileが宇宙ベースのセルラーブロードバンドサービスで使用する計画である。

2023年4月25日にはAT&Tの子会社が保有する周波数を使用してAST SpaceMobileが試験的に運用するセルラーブロードバンドサービスを用いた音声通話の試験に成功したことを発表している。

音声通話の試験はAST SpaceMobileが拠点とする米国のテキサス州から日本のRakuten Mobile (楽天モバイル)に音声通話を発信した。

なお、音声通話の試験では韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)が発売した商用のスマートフォンであるSamsung Galaxy S22を使用したという。

AST SpaceMobileは日本でRakuten Mobileと協業することを発表しているが、米国ではAT&Tと協業する。

米国ではAT&Tの周波数を使用して宇宙ベースのセルラーブロードバンドサービスをAT&Tに提供することになる。

2023年4月時点で世界の35社以上の移動体通信事業者と協業することで合意している。

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