サムスン電子、エジプトでスマホ製造を拡大へ
- 2023年06月07日
- Android関連
韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)はエジプトでスマートフォンの製造規模を拡大する計画であることが分かった。
エジプトの政府機関である通信情報技術省(Ministry of Communications and Information Technology:MCIT)の声明で判明している。
通信情報技術省によると、Samsung Electronicsのエジプト法人であるSamsung Electronics Egyptはエジプト国内で新たな携帯電話の工場を開設する計画という。
通信情報技術省とSamsung Electronics Egyptの代表団が会談を行い、エジプト国内で新たな携帯電話の工場の開設で合意した。
新たな携帯電話の工場はエジプトの首都・カイロ市から南に約110kmのナイル川周辺の地域で開設する。
2023年第4四半期に工事を開始する計画で、操業の時期は公表していないが、早くとも2024年以降と推測できる。
約1,400の雇用を創出する見込みという。
Samsung Electronics Egyptはエジプトで携帯電話の工場を運営しており、まずはエジプト向けのスマートフォンを製造している。
そのため、エジプトでは新たな携帯電話の工場の開設に伴いスマートフォンの製造規模を拡大することになる。
新たな携帯電話の工場でも既存の携帯電話の工場と同様に当初はエジプト向けのスマートフォンを製造する計画で、輸出には言及していない。
エジプト政府は情報通信技術(ICT)分野の強化をエジプト経済の成長のために重要と認識している。
情報通信技術分野の強化の一環として電子機器の輸入を減らす一方で、輸出を2倍に増大するとともに、多数の研究者や技術者の雇用の創出を目標とする。
エジプト政府は輸出も希望しているため、将来的にはSamsung Electronics Egyptとしても輸出を検討すると思われる。
なお、エジプトではSamsung Galaxy Aシリーズで展開するエントリークラスの第4世代移動通信システム(4G)に対応したスマートフォンを製造している。
エジプトで販売するSamsung Galaxy A13およびSamsung Galaxy A23がエジプト製となっている。
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