ナイジェリアのAirtel Nigeriaが5Gを商用化
- 2023年07月08日
- 海外携帯電話
ナイジェリアの移動体通信事業者(MNO)であるAirtel Networksは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
2023年6月19日に5Gの提供を開始している。
携帯通信用途および固定通信用途で5Gを利用できる。
まずはナイジェリアの首都・アブジャ市、ラゴス市、ポートハーコート市が5Gの提供エリアとなっている。
5Gの提供エリアは順次拡大する予定である。
詳細な提供エリアの拡大の計画は公表していない。
5Gの加入の促進を目的として5Gに加入した場合は1回に限り10GBのデータ通信を付与する特典も用意されている。
5Gの無線方式としてはNR方式を採用した。
無線アクセスネットワーク(RAN)構成は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用している。
周波数はサブ6GHz帯(Sub6)の2.6GHz帯および3.5GHz帯である。
帯域幅は2.6GHz帯が10MHz幅*2で、3.5GHz帯が100MHz幅となっている。
NR Bandは2.6GHz帯がFR1のn7で、3.5GHz帯がFR1のn78となる。
まずは広い帯域幅を用いて高速通信を実現できるn78から優先的に整備を進めている。
Airtel Networksは英国(イギリス)のAirtel Africaの連結子会社である。
これまでに、ナイジェリアでは2社の移動体通信事業者が5Gを商用化している。
Airtel Networksはナイジェリアで3番目に5Gを商用化した移動体通信事業者となった。
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