欧州議会、スマホなどの電池交換の簡略化に関する規則案を承認
- 2023年07月10日
- 海外携帯電話
欧州連合(European Union:EU)の決定機関のひとつである欧州議会(European Parliament)は電池などに関する規則案を承認した。
欧州議会は賛成多数で電池などに関する規則案を承認したと案内している。
電池などに関する規則案にはスマートフォンなど携帯端末に関連する内容として家電製品などの電池を利用者が容易に取り外しおよび交換できるよう設計することなどが定められている。
そのため、電池などに関する規則案が発効した場合は携帯端末も影響を受けることになると想定できる。
参考までに、欧州連合の第二次法には適用の範囲および法的拘束力が異なる規則、指令、決定、勧告および意見が存在する。
電池などに関する規則案は名称の通りに規則である。
規則の適用範囲はすべての欧州連合の加盟国となっている。
すべての加盟国を対象として直接的に適用するため、加盟国内で批准の手続きを行わずに国内法体系の一部として適用することになる。
なお、電池などに関する規則案は欧州議会で承認したが、適用は確定事項ではないことに留意しておきたい。
本会議で採択後に欧州連合の決定機関のひとつである欧州連合理事会(Council of the European Union)でも承認が必要である。
欧州連合理事会でも承認技は欧州連合官報に掲載して効力が発生する。
正式に適用が確定した場合は欧州連合の加盟国で携帯端末を販売するメーカーは順次対応することになると思われる。
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