バーレーンのstc Bahrain、5Gで3CC CAを導入
- 2023年10月17日
- 海外携帯電話
サウジアラビアの移動体通信事業者(MNO)でstcとして携帯通信事業を行うSaudi Telecom Companyの完全子会社でバーレーンの移動体通信事業者であるstc Bahrainは第5世代移動通信システム(5G)のNR方式で3コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(3CC CA)を導入したと発表した。
stc Bahrainは5G Advanceおよび5.5Gに向けた携帯通信網の進化計画のもとでバーレーンの移動体通信事業者としては最初にNR方式の3CC CAを導入することになった。
なお、stc Bahrainは5Gの進化型を5G Advanceおよび5.5Gと呼称しているが、標準化が行われている5G-Advancedと同義ではないことに留意しておきたい。
最初はムハッラク県のイーストヒッドでNR方式の3CC CAを整備している。
下りの通信速度は最大2.5Gbpsに達するという。
バーレーンの政府機関である住宅都市開発省(Ministry of Housing and Urban Planning)などが優先的に新規開発を進める住宅街で高度化技術を導入することで、バーレーン政府の政策にも呼応する。
詳細な時期は公表していないが、NR方式の3CC CAはバーレーン全土で順次拡大する計画である。
stc Bahrainは2019年6月27日にNR方式を商用化した。
当初、周波数は3.5GHz帯を使用していたが、遅れて2.5GHz帯も追加したことが分かっている。
NR Bandは3.5GHz帯がFR1のn78で、2.5GHz帯がFR1のn41となる。
帯域幅はn78が100MHz幅、n41が40MHz幅を使用する。
3CC CAでは少なくともn78とn41の搬送波は使用すると考えられる。
携帯通信網の進化計画に基づき高度化技術を順次導入する計画である。
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