ソフトバンク、ルワンダで成層圏から5Gの通信試験に成功

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SoftBank Corp.はルワンダ政府と協力して成層圏から第5世代移動通信システム(5G)の通信試験に成功したと発表した。

成層圏通信プラットフォームの研究開発の一環で実施した通信試験である。

成層圏通信プラットフォームの無人航空機の試験機体に5Gに対応した通信機器を搭載して成層圏から5Gの通信試験に成功したと案内している。

SoftBank Corp.が実施した公開情報に基づく調査によると、2023年10月17日時点で成層圏通信プラットフォームの無人航空機を活用して成層圏から5Gの通信試験に成功した事例は世界初となる。

通信試験はSoftBank Corp.の完全子会社として存在したHAPSMobileとルワンダの政府機関である情報通信技術技術革新省(Ministry of ICT and Innovation)が締結した合意に基づきルワンダ領空で実施した。

なお、SoftBank Corp.は2023年10月1日を効力発生日としてSoftBank Corp.を存続会社、HAPSMobileを消滅会社とする吸収合併を実行した。

そのため、HAPSMobileの権利義務の全部をSoftBank Corp.が承継している。

成層圏の高度最大16.9kmで約73分間連続で5Gの通信を行い、厳しい条件下でも想定通りに動作したという。

携帯端末は一般に販売している5Gに対応したスマートフォンを使用した。

通信試験では5Gの無線方式はNR方式を採用したことになる。

SoftBank Corp.とルワンダ政府は通信試験の結果を受けて、ルワンダなどアフリカで成層圏通信プラットフォームの商用化などに向けた研究に取り組む計画である。

通信環境の整備が十分ではない地域の学校などのデジタル化も検討するという。

参考までに、ルワンダでは5Gを商用化していない。