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NTTドコモ、富士通製のO-RAN準拠5G仮想化基地局を運用開始



Fujitsu (富士通)はNTT DOCOMOに対してO-RAN ALLIANCEの標準仕様に準拠した第5世代移動通信システム(5G)の仮想化基地局を納入したと発表した。

NTT DOCOMOは2023年9月22日より商用の5GでFujitsu製のO-RAN ALLIANCEの標準仕様に準拠した5Gの仮想化基地局を運用している。

NTT DOCOMOが運用する商用の5Gでは初めてO-RAN ALLIANCEの標準仕様に準拠した5Gの仮想化基地局を適用した事例となった。

Fujitsu製のO-RAN ALLIANCEの標準仕様に準拠した5Gの仮想化基地局は無線アクセスネットワーク(RAN)を構成する制御装置の機能を備える。

Fujitsuの仮想化した集約装置および分散装置をベースにFujitsuの基地局ソフトウェア、米国(アメリカ)のWind River Systemsのクラウド仮想化基盤、米国のNVIDIA Corporationの仮想化無線アクセスネットワーク(vRAN)プラットフォーム、米国のIntel Corporationのプロセッサを採用した汎用サーバを組み合わせて構成する。

フロントホールインタフェースにはO-RAN ALLIANCEの標準仕様であるO-RANフロントホール仕様を採用した。

O-RAN ALLIANCEはオープン無線アクセスネットワーク(オープンRAN)の標準仕様の策定を推進する標準化団体である。

O-RAN ALLIANCEで策定したフロントホールインタフェースの標準仕様がO-RANフロントホール仕様となる。

O-RANフロントホール仕様を採用した制御装置と無線装置はベンダを問わず組み合わせることができるため、柔軟なベンダの選択とマルチベンダ体制の構築を実現する。

そのため、FujitsuのO-RAN ALLIANCEの標準仕様に準拠した5Gの仮想化基地局もO-RANフロントホール仕様を採用した多様なベンダの無線装置を組み合わせることができる。

FujitsuはNTT DOCOMOに対して5Gのプレサービスから制御装置および無線装置を供給しており、引き続きNTT DOCOMOの5Gの展開に協力する計画である。

グローバルでオープンRANの推進も継続するという。

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