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タイ国有のNational Telecom、ミリ波5Gの展開を承認



タイの国有の移動体通信事業者(MNO)であるNational Telecom (NT)はミリ波(mmWave)の周波数で第5世代移動通信システム(5G)を展開するプロジェクトを承認したことが分かった。

National Telecomは取締役会を開催してミリ波で5Gを展開する第1段階のプロジェクトを承認したという。

プロジェクトの投資規模は8億タイバーツ(約34億2,367万円)に相当する。

周波数および帯域幅は26GHz帯で200MHz幅となる。

第1段階で展開する基地局は2024年初めまでに調達する予定で、2024年3月までに設置を完了できるよう準備を進める。

なお、26GHz帯は準ミリ波となるが、携帯通信分野では一般的に準ミリ波も含めてミリ波と呼称している。

National Telecomはタイの国有の移動体通信事業者として存在したCAT TelecomとTOTの合併に伴い誕生した。

CAT TelecomおよびTOTが保有した周波数を含めた権利義務の全部をNational Telecomが承継している。

26GHz帯はTOTが5G向けに取得した周波数となる。

26GHz帯ではカバレッジの確保が困難であるため、空港、港湾、工場などで法人顧客を想定して5Gを整備する計画という。

National TelecomはCAT Telecomが5G向けに取得した700MHz帯も5Gで活用する。

700MHz帯ではタイの移動体通信事業者でAISとして携帯通信事業を行うAdvanced Wireless Network (AWN)と協業することになった。

協業に関しては帯の政府機関で電気通信分野の規制を管轄する国家放送通信委員会(National Broadcasting and Telecommunications Commission:NBTC)の承認も取得している。

National Telecomは700MHz帯と26GHz帯で5Gを展開することになる。

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