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インド国営のBSNL、5G基地局ベンダにTata子会社を選定



インドの国営の移動体通信事業者(MNO)であるBharat Sanchar Nigam Limited (BSNL)は第5世代移動通信システム(5G)の導入に向けて第4世代移動通信システム(4G)および5Gの基地局を構成する無線アクセスネットワーク(RAN)の通信設備のベンダを選定したことが分かった。

4Gおよび5GのRANのベンダとしてインドのTejas Networksを選定したという。

Tejas NetworksはインドのTata Consultancy Servicesを中心とする共同事業体がBSNLと5Gの導入に向けて4Gおよび5GのRANの通信設備の供給と管理に係る基本契約を締結したことを開示している。

基本契約の一環でTata Consultancy Servicesから749億2,000万インドルピー(約1,355億4,144万円)に相当する規模の4Gおよび5GのRANの供給に係る注文を受けたという。

そのため、Tata Consultancy Servicesを通じてBSNLに4Gおよび5GのRANを供給することになる。

BSNLが5Gの導入のために選定した唯一のRANのベンダであることも認めている。

BSNLに供給する4Gおよび5GのRANは2023年と204年にインドの約10万か所で展開する予定である。

BSNLで18か月近く厳しい試験を受けて採用の結果を得られたため、複雑な技術分野で研究開発能力を証明したと説明している。

Tata Consultancy ServicesおよびTejas NetworksはインドのTata Sonsの子会社である。

2023年3月31日時点のTata Sonsによる持分比率はそれぞれ72.30%と56.36%となっている。

BSNLが5Gを導入するためにTata Sonsの子会社が4Gおよび5Gの通信設備の供給と管理を担うことになった。

なお、BSNLはインド政府が完全所有する国営の移動体通信事業者である。

インドでは22のテレコムサークルを単位として周波数の免許を付与している。

インド政府が完全所有する国営の移動体通信事業者としてはMahanagar Telephone Nigam Limited (MTNL)がデリーテレコムサークルとムンバイテレコムサークル、BSNLがデリーテレコムサークルとムンバイテレコムサークルを除く20のテレコムサークルで免許を保有していた。

しかし、インド政府はBSNLとMTNLの合併およびMTNLの閉鎖を検討しており、MTNLをBSNLの完全子会社とするとともに、BSNLがMTNLの携帯通信網の運用を承継した。

事実上、BSNLがインド全土で携帯通信事業を展開することになる。

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