楽天シンフォニーが協力するドイツの1&1 Mobilfunk、12月8日に携帯通信サービスを商用化

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ドイツの1&1は同社の完全子会社で同国の1&1 Mobilfunkが2023年12月8日に携帯通信サービスを商用化すると発表した。

1&1は完全子会社でドイツの1&1 Telecomを通じて仮想移動体通信事業者(MVNO)として携帯通信サービスを提供しているが、1&1 Mobilfunkは基地局を開設して携帯通信網を整備しており、移動体通信事業者(MNO)として携帯通信サービスを提供する。

スマートフォンをはじめとする携帯端末で独自に整備した第5世代移動通信システム(5G)を利用できる。

最初は2022年12月28日に携帯通信網を活用した固定通信サービスを商用化した。

2022年12月28日の時点で移動体通信事業者として提供する携帯通信サービスは2023年夏に商用化すると案内していたため、当初の計画から遅れたことになる。

ドイツ全土で携帯通信網の整備を進めているが、携帯通信網を未整備のエリアでは国内ローミングとしてスペインのTelefonicaの子会社でドイツの移動体通信事業者であるTelefonica Germanyの携帯通信網を利用できる。

国内ローミングは第2世代移動通信システム(2G)、第4世代移動通信システム(4G)、5Gに対応する。

2024年夏以降には国内ローミングの移動体通信事業者をTelefonica Germanyから英国(イギリス)のVodafone Groupの完全子会社でドイツの移動体通信事業者であるVodafoneに順次変更する予定である。

携帯通信網の構築ではオープン無線アクセスネットワーク(オープンRAN)を採用しており、市場で最も安全で最高のベンダと柔軟に連携する標準化されたインタフェースを備えると説明している。

オープンRANの標準化されたインタフェース仕様を採用した無線装置と制御装置は異なるベンダでも柔軟に組み合わせることができる。

なお、無線装置はNEC Corporation (日本電気)が協力する。

Rakuten Group (楽天グループ)がRakuten Mobile (楽天モバイル)を通じて完全所有するRakuten Symphony (楽天シンフォニー)と協力しており、Rakuten SymphonyのオープンRANソリューションを導入した。