ソフトバンク傘下BBIXのシンガポール法人、SIM発行に必要なIINを取得
- 2023年12月10日
- SoftBank-総合
SoftBank Corp.の完全子会社であるBBIXのシンガポール法人であるBBIX Singaporeは発行者識別番号(Issuer Identification Number:IIN)を取得したことが分かった。
国際電気通信連合(International Telecommunication Union:ITU)が情報を開示しており、国際電気通信連合はBBIX Singaporeに対してIINとして89 883 14を割当した。
IINの割当の効力は2023年9月19日付けで発生している。
IINは最大7桁で、2桁の用途、1桁から3桁の国番号、2桁もしくは3桁の事業者番号で構成する。
用途が電気通信の場合は89から始まるため、国際電気通信連合が割当したことからも分かるが、電気通信用途でIINを取得したと分かる。
SIMのICCIDにはIINを使用するため、電気通信事業者としてSIMを発行するためにはIINの取得が必要となる。
BBIX Singaporeは電気通信用途でIINの割当を受けたため、電気通信事業者としてSIMを発行できる。
国番号の883は特定の国や地域に割当した国番号ではなく、国際ネットワークの国番号である。
シンガポールに限定して利用する場合は65、日本に限定して利用する場合は日本法人のBBIXが81で割当を受けることになるため、国際的な事業でIINを使用すると考えられる。
これまでに、BBIX Singaporeは公衆陸上移動体通信番号(Public Land Mobile Network Number:PLMN番号)も取得している。
BBIX Singaporeが取得したPLMN番号は901-04である。
PLMN番号は3桁の国コード(Mobile Country Code:MCC)と2桁もしくは3桁の事業者コード(Mobile Network Code:MNC)で構成する。
MCCの901は特定の国や地域に割当したMCCではなく、国際および共有のMCCとなる。
そのため、国際的な電気通信事業のためにPLMN番号やIINの取得を進めてきたと思われる。
なお、BBIXはインターネットエクスチェンジやインターネット接続サービスに係る事業を展開している。
BBIX Singaporeの事業内容も基本的にはBBIXと共通である。
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