中部国際空港でJTOWERの基地局シェアリングによる5Gを開始
- 2023年12月19日
- 携帯電話総合
JTOWERは愛知県、常滑市、NTT DOCOMO、KDDI、SoftBank Corp.、Rakuten Mobile (楽天モバイル)と連携して愛知県常滑市に所在する中部国際空港(NGO)およびその周辺地域でインフラシェアリングによる第5世代移動通信システム(5G)の提供を開始すると発表した。
中部国際空港およびその周辺地域では2023年12月19日より5Gを順次提供する。
JTOWER、愛知県、常滑市、NTT DOCOMO、KDDI、SoftBank Corp.、Rakuten Mobileの7者は2022年3月16日に中部国際空港およびその周辺地域で5Gのエリアの拡大に向けた協定を締結しており、5Gの提供に向けて準備を進めてきた。
基地局シェアリングで5Gを整備することになり、JTOWERがシェアリング事業者として機能する。
共用アンテナを含めた基地局を構成する共用設備はJTOWERが設置を行う。
まずは中部国際空港の中央部で2023年12月19日に5Gの提供を開始している。
アクセスプラザの1階のバスおよびタクシー乗り場付近に共用アンテナを設置して中部国際空港の中央部で5Gを整備した。
5Gの無線方式は5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式を採用する。
周波数はサブ6GHz帯(Sub6)となる。
2023年12月下旬には常滑市に所在するイオンモール常滑の屋上西側に設置した共用アンテナでも5Gの運用を開始する予定である。
中部国際空港の貨物地区では2024年3月以降に5Gを整備する予定で、第2国際貨物上屋付近に共用アンテナを設置する。
なお、JTOWERによると中部国際空港の中央部で提供する5Gに関しては空港施設敷地内で4社の移動体通信事業者(MNO)が利用する屋外の基地局シェアリングによる5Gの導入の事例としては日本初となる見込みという。
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