ペルーの携帯電話事業者Entel Peru、SpaceXのDirect to Cellを採用
- 2024年02月07日
- 海外携帯電話
ペルーの移動体通信事業者(MNO)であるEntel PeruはSpaceXとして事業を行う米国(アメリカ)のSpace Exploration Technologiesと商業提携を締結したと発表した。
Entel PeruはSpace Exploration TechnologiesとDirect to Cellに係る商業提携を行う。
Direct to CellはSpace Exploration Technologiesが展開する携帯端末と衛星通信の直接通信を実現するサービスである。
サービスリンクには地上の移動体通信事業者の周波数で標準の携帯通信技術を用いるため、既存の携帯端末で利用できる。
地上の移動体通信事業者はペルーではEntel Peruを意味するため、ペルーではEntel Peruが割当を受けた周波数を用いる。
携帯通信技術は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式を運用する。
基本的にはEntel Peruが運用するLTE方式の全部の周波数に対応した携帯端末ではペルーでDirect to Cellを利用できることになる。
これまでに、チリの移動体通信事業者であるEntel PCS TelecommunicationsもDirect to Cellを採用することを発表している。
Entel PCS TelecommunicationsおよびEntel PeruはチリのEmpresa Nacional de Telecomunicacionesの子会社である。
そのため、Empresa Nacional de Telecomunicacionesの子会社で移動体通信事業者として携帯通信事業を行う2社はともに携帯端末と衛星通信の直接通信でDirect to Cellを採用することになった。
Space Exploration TechnologiesはEntel PCS TelecommunicationsやEntel Peruのほかに世界各地の複数の移動体通信事業者とDirect to Cellの採用で合意しており、商用化に向けた準備を進めている。
日本ではKDDIがDirect to Cellを採用する予定である。
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