シンガポールのStarHub Mobile、5G人口カバー率が99%超に
- 2024年02月17日
- 海外携帯電話
シンガポールのStarHub (星和)の完全子会社で同国の移動体通信事業者(MNO)であるStarHub Mobile (星和移動)は第5世代移動通信システム(5G)の人口カバー率が99%を超えたと発表した。
2024年2月14日までに屋外で5Gの人口カバー率が99%を超えたという。
StarHub Mobileはシンガポールの移動体通信事業者であるM1 (第一通)と共同で5Gを整備している。
StarHubとM1はシンガポールで折半出資合弁会社としてAntinaを設立しており、Antinaが5Gの整備を担う。
なお、Antinaの登記上の本店の所在地はStarHubおよびStarHub Mobileの登記上の本店の所在地と同一である。
StarHub Mobileは2020年8月18日に5Gを商用化した。
5G向け周波数は3.5GHz帯をM1と共同、28GHz帯を単独で取得したが、5G向け周波数で5Gを商用化する場合は2021年1月1日以降にNR方式をスタンドアローン(SA)構成で運用するよう条件が設定されていた。
そのため、StarHub Mobileは既存の周波数である2.1GHz帯でNR方式を導入して早期に5Gを商用化しており、当初はノンスタンドアローン(NSA)構成で運用していた。
初期は単独で5Gの整備を進めていたが、3.5GHz帯の5GはAntinaを通じて共同で整備するため、最終的には2.1GHz帯の5Gも共同で整備する対象に含めた。
28GHz帯はカバレッジの確保が困難で、シンガポールでは28GHz帯の5Gに対応した端末が正規に流通していない。
当面はカバレッジの確保に有利な2.1GHz帯と高速通信の実現に有利な3.5GHz帯で5Gを展開する計画である。
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