SpaceX、PLMN番号を取得
SpaceXとして事業を行う米国(アメリカ)のSpace Exploration Technologiesは公衆陸上移動体通信番号(Public Land Mobile Network Number:PLMN番号)の割当を受けたことが分かった。
国際電気通信連合(International Telecommunication Union:ITU)の常設機関である電気通信標準化局(Telecommunication Standardization Bureau:TSB)が通知している。
Space Exploration Technologiesが割当を受けたPLMN番号は901-08である。
2024年2月1日を効力発生日としてPLMN番号の割当を受けた。
PLMN番号は3桁の国コード(Mobile Country Code:MCC)と2桁もしくは3桁の事業者コード(Mobile Network Code:MNC)で構成される。
901-08の場合はMCCが901で、MNCが08である。
MCCの901は特定の国もしくは地域の番号ではなく、共有のMCCに該当するため、国や地域を超えて利用する場合に割当する番号となる。
Space Exploration TechnologiesはDirect to Cellとして展開する衛星と携帯端末の直接通信の商用化に向けて準備を進めており、Direct to CellでPLMN番号を活用することが想定できる。
なお、Direct to Cellは2024年にテキストメッセージで商用化する予定で、2025年から音声通話、データ通信、IoTにも対応する計画である。
これまでに、世界の複数の移動体通信事業者(MNO)がDirect to Cellの採用を表明している。
日本の移動体通信事業者(MNO)としてはKDDIがDirect to Cellを採用する。
スポンサーリンク