KDDI、サムスン電子の5G SA Coreを商用導入
- 2024年02月22日
- KDDI-SAMSUNG
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KDDIは韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)から調達した5G SA向けコアネットワークを商用で導入したことが分かった。
Samsung ElectronicsはKDDIが日本全国で運用する商用の5G SAでSamsung Electronicsの5G SA Coreが稼働を開始したと発表した。
クラウドネイティブな5G SA CoreがKDDIの全国的な5G SAを支えると説明している。
5G SA Coreの導入によってKDDIの5G SAで高信頼、超低遅延、最適化されたネットワークスライシングを実現できるという。
Samsung Electronicsは2023年2月9日付けでKDDIから5G SA向けコアネットワークのベンダとして選定されたことを発表していた。
KDDIおよびSamsung Electronicsはフィールドテストを通じて5G SA Coreのパフォーマンスを検証するとともに、KDDIのマルチベンダ環境に統合する作業を進めてきた。
KDDIのスマートオペレーションシステムを用いて正常に5G SA Coreを展開および運用しているという。
5G SAはKDDIがauで提供するNR方式のスタンドアローン(SA)構成に準拠した携帯通信サービスである。
第5世代移動通信システム(5G)の無線方式であるNR方式が単独で動作する無線アクセスネットワーク(RAN)構成がSA構成となる。
当初、KDDIは第4世代移動通信システム(4G)の無線方式であるLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成でNR方式を商用化したが、5G SAとしてSA構成も導入している。
コアネットワークはNSA構成では4G向けのEPCを使用するが、SA構成では5G向けの5GCを使用する。
KDDIはSamsung Electronicsから調達した5GCの運用を開始したことになる。
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