2024年のGLOMO Awards、ベスト携帯通信インフラはファーウェイのグリーンアンテナに
- 2024年03月07日
- 海外携帯電話
携帯電話の業界団体であるGSM Association (GSMA)はスペインのカタルーニャ州の州都・バルセロナ市で開催したMWC Barcelona 2024 (MWC24)で2024年のGlobal Mobile (GLOMO) Awardsの受賞者を発表した。
GLOMO Awardsではカテゴリを分けて受賞者を選定しており、29回目となる2024年のGLOMO Awardsも同様である。
モバイルテックのカテゴリでベストモバイルネットワークインフラストラクチャは中国のHuawei Technologies (華為技術)が製品化したグリーンアンテナシリーズとなった。
主に優れた電力効率および導入の簡素化が評価された。
グリーンアンテナシリーズにはEco Series Antenna、Hertz Platform Antenna、BladeAAU、X2 Antennaが含まれる。
Huawei Technologiesはグリーンアンテナシリーズに関して消費電力や展開に係る費用の削減を実現する技術およびプロセスの革新が特徴で、将来の携帯通信網の高度化を支えるとともに、電力効率とパフォーマンスを最大化しており、世界各地の移動体通信事業者(MNO)による第5世代移動通信システム(5G)の構築の簡素化に貢献したと強調した。
世界の75以上の国と地域で250,000基以上を展開しており、世界各地の移動体通信事業者が環境に優しく効率的なアンテナとして積極的に選択しているという。
従来のアンテナと比較して低い送信電力で同等のカバレッジを達成できるため、商用環境で実施した試験ではパフォーマンスやカバレッジを維持して基地局の場所ごとに年間900米ドル(約135,000円)を節約できることを示したと説明している。
なお、Eco Series Antenna、Hertz Platform Antenna、X2 Antennaは無線装置を統合していないパッシブアンテナで、BladeAAUはパッシブアンテナおよび無線装置を統合したアクティブアンテナとして動作する。
BladeAAUはパッシブアンテナとしては700MHz帯から2.6GHz帯、アクティブアンテナとしてはFDDの1.8GHz帯と2.1GHz帯、TDDの2.3GHz帯から4.7GHz帯に対応している。
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