英Bullitt Groupと衛星通信子会社が経営破綻
- 2024年03月26日
- 海外携帯電話
英国(イギリス)のBullitt Groupと同社の完全子会社で同国のBullitt Satellite Connectは経営破綻したことが分かった。
英国政府が2024年3月2日以降に開示した情報によると、Bullitt GroupおよびBullitt Satellite Connectは2024年2月28日付けで破産申請すると同時に2名の管財人を専任しており、破産手続きを進めている。
Bullitt GroupおよびBullitt Satellite Connectは主要な資産と知的財産を英国のRCD 2023に譲渡したという。
Bullitt Groupは経営破綻した背景を説明しており、2020年からの世界的な感染症の流行や2022年からの東欧(東ヨーロッパ)情勢が業績に影響を与えた。
さらに供給の問題も受けて一部の製品は発売を中止しており、損失は2020年度と2021年度には1,000万米ドル(約14億7,031万円)、2022年度には2,200万米ドル(約32億3,467万円)を超えていた。
2023年には衛星通信に対応した製品を発売したが、衛星通信の打ち上げが当初の計画の2023年第1四半期から遅れたため、衛星通信の商用化が2023年6月末に遅れた。
一連の影響に伴う業績不振で事業継続の能力が制限されたが、2023年10月6日には衛星通信に係る事業への融資が打ち切られ、事業継続の能力を失った。
2023年12月下旬には事業資金の枯渇に伴い内部では破産の回避は不可と判断しており、最終的に2024年2月28日付けで破産申請することになった。
Bullitt GroupおよびBullitt Satellite Connectが譲渡した事業はRCD 2023が継続する。
スポンサーリンク