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Airspan Networks製のn79対応5G基地局がFCC通過



米国(アメリカ)のAirspan Networks製の基地局「AirSpeed 1900」が2024年3月11日付けで米国の連邦通信委員会(Federal Communications Commission:FCC)の認証を通過した。

FCC IDはPIDAS1900である。

製品名は5G NR基地局と記載しているため、第5世代移動通信システム(5G)の無線方式であるNR方式の基地局であることが分かる。

周波数は4940~4990MHzで動作する。

NR BandはFR1のn79として運用できる。

米国の政府機関である連邦通信委員会の認証を取得した基地局であるため、米国で運用することを想定している。

連邦通信委員会は4940~4990MHzを4.9GHz帯における公共安全周波数として割当した。

2023年3月30日に発効した4.9GHz帯における公共安全通信の改善に関する規則では公共安全使用の最適化の一環で5Gの導入も認めた。

4.9GHz帯を公共安全周波数としての地位を確立すると同時に、二次的な非公共安全使用も許可する。

そのため、米国では5Gの導入を含めて4.9GHz帯の用途の拡大が見込まれ、5GとしてNR方式を導入する場合はn79として運用することになる。

Airspan Networksはn79に対応した基地局を米国で販売するために連邦通信委員会の認証を取得したと考えられる。

連邦通信委員会の認証を取得したn79に対応した基地局はAirSpeed 1900が初めてとなった。

なお、n79に対応したAirSpeed 1900は日本のローカル5Gで稼働の実績がある。

連邦通信委員会

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