Singtel、Optusの売却報道を否定
- 2024年03月23日
- 海外携帯電話
シンガポールのSingapore Telecommunications (Singtel)は同社の完全子会社で豪州(オーストラリア)のSingtel Optusに関する報道を受けて公式声明を発表した。
これまでに、一部の豪州の報道機関によってSingapore TelecommunicationsがSingtel Optusを160億米ドル(約2兆3,675億円)で売却するためにカナダのBrookfield Corporationと高度な協議を進めていると伝えられていた。
そのため、Singapore Telecommunicationsは報道に対して明らかにするとして公式声明を発表しており、Singapore Telecommunicationsは間近に迫るSingtel Optusの売却に関する合意はないと明確化している。
Singtel Optusは引き続きSingapore Telecommunicationsのグループにとって不可欠で、Singapore TelecommunicationsとしてはSingtel Optusを通じて長期にわたり豪州に貢献するという。
Singapore TelecommunicationsはSingtel Optusの売却に関する報道を否定したことになる。
当面はSingtel Optusを通じて豪州で事業を継続するが、資産と事業の価値を最適化するためにポートフォリオの見直しを定期的に実施しており、株主価値を最大化するためにすべての選択を検討することも付け加えている。
重要な進展がある場合は進展が発生した時点でSingapore Telecommunicationsから公式に情報を開示する予定である。
なお、Singapore Telecommunicationsはシンガポールでは完全子会社で同国の移動体通信事業者(MNO)であるSingtel Mobile Singapore、Singtel Optusは豪州で同社の完全子会社で同国の移動体通信事業者であるOptus Mobileを通じて携帯通信事業を行う。
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