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ベトナム当局、5G向け3.8GHz帯の割当を中止



ベトナムの政府機関で電気通信分野などの規制を司る情報通信省(Ministry of Information and Communications:MIC)の傘下機関である無線周波数管理局(Authority of Radio Frequency Management:ARFM)は第5世代移動通信システム(5G)向けの3.8GHz帯の割当を中止した。

無線周波数管理局は2024年3月14日の14時(インドシナ時間)より周波数オークションの方法で3.8GHz帯を割当するために準備を進めてきた。

しかし、参加資格を有する事業体が不在であることを理由として周波数オークションは行わない。

そのため、3.8GHz帯の割当は中止することになった。

なお、3.8GHz帯は対象の周波数範囲が3800~3900MHzである。

5G以降の導入を条件に設定しているため、事実上の5G向けの周波数となる。

5Gの無線方式としてはNR方式の導入を認めている。

NR BandはFR1のn77として運用できる。

周波数の有効期間は15年間で、周波数を取得した場合は正式な取得日から12か月以内に3.8GHz帯で3,000局以上の基地局を開設して5Gを商用化するよう定めていた。

世界的にはn77は採用数が少ないNR Bandであるため、ベトナムの移動体通信事業者(MNO)は3.8GHz帯に関心を示さず、最終的には3.8GHz帯の割当は中止となった。

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