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HTC、12年ぶり通期増収も23四半期連続赤字



台湾のHTC Corporation (宏達国際電子)は2023年第4四半期および2023年通期の業績を発表した。

2023年12月31日に終了した3か月間となる2023年第4四半期の連結売上高は前年同期比1.3%減の11億9,945万8,000新台湾ドル(約56億1,876万円)、当期純損失は前年同期比3.1%減の8億9,648万9,000新台湾ドル(約41億9,923万円)となった。

2023年第4四半期も最終赤字を記録しており、四半期ベースでは23四半期連続で最終赤字が継続している。

2023年12月31日に終了した12か月間となる2023年通期の連結売上高は前年同期比0.2%増の44億1,793万2,000新台湾ドル(約207億47万円)、当期純損失は前年同期比0.5%減の33億9,575万7,000新台湾ドル(約159億625万円)である。

わずかではあるが、前年同期比で増収を達成しており、通期ベースでは2011年通期以来で12季ぶりの増収となった。

しかし、前年同期比で連結売上高と当期純損失の変動率はともに1%未満にとどまるため、前年同期とほぼ同じ水準となっている。

HTC CorporationはVR事業、携帯端末事業、プライベート5G事業などを展開する。

過去には携帯端末事業を主力事業として展開していたが、携帯端末事業の不振を受けてVR事業を主力事業として強化している。

2023年通期には携帯端末事業ではスマートフォンの新製品としてHTC U23およびHTC U23 proを製品化した。

HTC U23 proは日本の認証も取得したが、日本では発売していない。

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