ラオスのUnitelが5G試験サービス、ラオスとベトナムの軍系合弁
- 2024年04月15日
- 海外携帯電話
ラオスの移動体通信事業者(MNO)でUnitelとして携帯通信事業を行うStar Telecomは第5世代移動通信システム(5G)の試験サービスの提供を開始した。
2024年4月14日より5Gの試験サービスを提供している。
ラオスでは毎年4月13日から4月15日もしくは4月14日から4月16日が新年のピーマイラオとなる。
Star Telecomはピーマイラオのギフトとしてピーマイラオに合わせて5Gの試験サービスを展開することになった。
5Gの試験サービスはラオスの首都・ビエンチャン都の一部で利用できる。
対象の場所はタート・ルアン周辺、メコン川沿岸、ITECCモール周辺、アヌサーワリー・パトゥーサイ周辺、クラウン・プラザ・ビエンチャン周辺、タート・ルアン・スクエア周辺の6か所となっている。
5Gの無線方式はNR方式で、無線アクセスネットワーク(RAN)構成は第4世代移動通信システム(4G)の無線方式であるLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成のOption 3となる。
サブ6GHz帯(Sub6)の周波数を中心として定義されたFR1のNR Bandで運用する。
Star TelecomはラオスのLao-Asia Telecommunication State EnterpriseとベトナムのViettel Global Investmentの合弁会社で、持分比率はLao-Asia Telecommunication State Enterpriseが51%、Viettel Global Investmentが49%である。
Lao-Asia Telecommunication State Enterpriseはラオス人民軍が所有する。
Viettel Global Investmentはベトナムの政府機関である国防省(Ministry of Defence)が所有およびベトナム共産党中央軍事委員会の指導に基づき運営するViettel Group (軍隊工業通信グループ)の子会社で、国際投資事業を担う。
事実上、Star Telecomはラオスとベトナムの軍系の合弁会社となっている。
なお、ラオスの移動体通信事業者としてはLao Telecomとして携帯通信事業を行うLao Telecommunication Public Companyが最初に5Gを商用化している。
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