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JTOWER、ミリ波5G対応共用無線装置の開発を中止



JTOWERはミリ波(mmWave)の第5世代移動通信システム(5G)に対応した共用無線装置の開発を中止したと発表した。

JTOWERは2022年4月13日付けでFoxconnとして事業を行う台湾のHon Hai Precision Industry (鴻海精密工業)とミリ波の28GHz帯で動作する5Gの共用無線装置の開発に関する契約を締結したことを開示していた。

なお、28GHz帯は準ミリ波の周波数であるが、携帯通信分野では一般にミリ波の周波数に含まれる。

ミリ波の5Gに対応した共用無線装置は2022年度後半の商用化を目指していた。

しかし、2024年5月9日に開催したJTOWERの取締役会で開発の中止を決定したという。

JTOWERとHon Hai Precision Industryは約2年間にわたり開発を進めてきたが、開発計画の遅延に解消が見られず、ミリ波の5Gの需要の立ち上がりに当初の想定よりも時間を要しているため、開発の中止を決定したと説明している。

2024年3月31日に終了した12か月間となる2024年3月期(2023年度)通期にはミリ波の5Gに対応した共用無線装置に係る開発費として1億6,900万円の発生を販売費および一般管理費として見込んでいたが、その全額の発生が見込まれなくなり、2023年度通期の営業利益で業績予想と実績値に差異が発生する主な要因となった。

2023年度通期の営業利益の実績値は8億6,800万円を記録した。

2023年11月8日に公表した業績予想の6億6,000万円から2億800万円の増加で、業績予想から実績値の増加率は31.5%である。

JTOWER

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