エジプトのTelecom Egypt、5G基地局のベンダとしてノキアを選定
- 2024年07月18日
- 海外携帯電話
エジプトの移動体通信事業者(MNO)でWEとして携帯通信事業を行うTelecom Egyptは第5世代移動通信システム(5G)の導入に向けて基地局のベンダとしてフィンランドのNokia Solutions and Networksを選定したことが分かった。
Nokia Solutions and NetworksはTelecom Egyptとともにエジプトで最初に5Gを導入すると表明している。
Telecom EgyptおよびNokia Solutions and Networksは基地局を構成する通信設備の更新に係る契約に署名しており、5Gに対応した無線アクセスネットワーク(RAN)の通信設備を展開する計画である。
2024年中に5Gに対応したRANの通信設備を一部の都市で展開を開始する計画であるが、詳細な時期までは公表していない。
5Gに対応したRANの通信設備を展開する都市はカイロ県の県庁所在地でエジプトの首都でもあるカイロ市、アレクサンドリア県の県庁所在地・アレクサンドリア市、アスワン県の県庁所在地・アスワン市、ギザ県の県庁所在地・ギザ市、ルクソール県の県庁所在地・ルクソール市となっている。
主に人口密度が高い都市から5Gを順次導入することになる。
なお、エジプトの移動体通信事業者は5Gを商用化していない。
Telecom Egyptは2024年1月17日にエジプトの移動体通信事業者としては初めて5Gの免許を取得した。
5Gの免許は有効期間が15年間となっている。
依然としてエジプトで唯一の5Gの免許を保有する移動体通信事業者がTelecom Egyptであるため、5Gを商用化する時期は確定していないが、エジプトで最初に5Gを商用化する見込みである。
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