日本がパラオのOpen RAN導入に協力、首脳会談で伝達
- 2024年07月18日
- 海外携帯電話
日本はパラオでOpen RANを導入するために協力する意向を伝達したことが分かった。
第10回太平洋・島サミット(PALM10)に合わせて2024年7月17日に日・パラオ首脳会談を行い、日本側からはOpen RANによる通信網の強化などで協力する意向を伝えた。
パラオ側は謝意を表明したという。
パラオでは国営の移動体通信事業者(MNO)でPalauCelとして携帯通信事業を行うPalau National Communications Corporation (パラオ国立通信公社:PNCC)がOpen RANを導入する。
日本としてはPalau National Communications CorporationによるOpen RANの導入に協力する意向と思われる。
Palau National Communications Corporationの既存の携帯通信網は主に中国のHuawei Technologies (華為技術)から調達した通信設備で構築した。
しかし、米国(アメリカ)の政府機関の支援を受けて携帯通信網を置き換えることになった。
既存の携帯通信網は第2世代移動通信システム(2G)、第3世代移動通信システム(3G)、第4世代移動通信システム(4G)を採用しているが、新しい携帯通信網はOpen RANに対応した通信設備で4Gおよび第5世代移動通信システム(5G)を運用する計画である。
Palau National Communications Corporationは携帯通信網の置き換えに向けて本格的に取り組みを開始しており、2024年7月1日から2024年8月15日まで提案依頼書を受け付けている。
パラオではPalau National Communications Corporationが最初にOpen RANを展開することになると思われる。
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