外出禁止令のバングラデシュ、国際ローミングを制限
バングラデシュの移動体通信事業者(MNO)は国際ローミングの受け入れを制限していることが分かった。
NTT DOCOMOは同社の公式ウェブサイトを通じて国際ローミングのWORLD WINGに関する通信障害などの情報を掲載しており、バングラデシュではローミングサービス全般を利用できないと案内している。
バングラデシュでは音声通話、SMS、データ通信のすべてを利用できないことになる。
2024年7月19日付けで掲載したが、2024年7月24日時点でも解消していないため、継続中と思われる。
なお、NTT DOCOMOのWORLD WINGではバングラデシュにおける国際ローミングの対象となる移動体通信事業者はGrameenphoneおよびRobi Axiataである。
ほかにマレーシアの移動体通信事業者であるCelcomおよびDigi Telecommunicationsも2024年7月19日付けでバングラデシュでは国際ローミングを中断する場合があると案内している。
バングラデシュで進行中の状況によって国際ローミングを中断する場合があると説明しており、バングラデシュで国際ローミングを利用できない事象はNTT DOCOMOのWORLD WINGで発生する固有の事象ではなく、バングラデシュ当局の措置による影響と考えられる。
バングラデシュでは2024年7月10日から公務員採用の特別枠をめぐる抗議行動が各地で行われ、バングラデシュ当局は沈静化に向けた措置を講じることになった。
バングラデシュの移動体通信事業者には2024年7月18日よりデータ通信を遮断するよう命じたため、断続的にデータ通信を利用しづらい状況が発生している。
2024年7月19日以降は地域と時間を指定して外出禁止令も発出した。
沈静化に向けた一連の措置の一環で国際ローミングも制限したと思われる。
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