SUBARUがテストコースでローカル5Gを導入、ノキアのシステムで構築
- 2024年08月29日
- Local 5G
SUBARUはテストコースでローカル5Gを導入したと発表した。
SUBARUが北海道中川郡美深町で運営するスバル研究実験センター美深試験場のテストコースでローカル5Gを導入したという。
周回コース全域でローカル5Gを整備しており、協調型自動運転の実証実験を行う。
協調型自動運転の実証実験には複数の自動運転車両による自動合流などの管理制御や遠隔で車両の走行制御を行う自動運転の実証実験が含まれる。
ローカル5Gの基地局は7局を開設している。
SUBARUは2023年12月28日付けで美深町で7局のローカル5Gの基地局の無線局免許を取得した。
そのため、2023年12月28日付けで取得した無線局免許に基づきローカル5Gの基地局を開設したと考えられる。
フィンランドのNokia Solutions and Networksの日本法人であるNokia Solutions and Networks Japanから調達したNokia Digital Automation Cloud (NDAC)のシステムでローカル5Gを構築したという。
Nokia Digital Automation Cloudのシステムには第5世代移動通信システム(5G)向けコアネットワークの5GCから分散装置や集約装置の機能を実装したベースバンドユニット、無線装置、オプションでアンテナ、SIMカードまで含まれる。
無線方式は5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式を採用している。
無線アクセスネットワーク(RAN)構成はスタンドアローン(SA)構成で運用する。
周波数はサブ6GHz帯(Sub6)の4.8GHz帯で、NR BandはFR1のn79となる。
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