NTTドコモとNECの合弁会社OREX SAI、3月までカンボジアでOpen RAN試験実施
- 2024年10月29日
- docomo-NEC, 海外携帯電話
OREX SAIはカンボジアでOpen RANの試験を2025年3月まで実施することが分かった。
カンボジアでは2024年10月28日に首都・プノンペン都でOREX SAI、総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)、カンボジアの政府機関である郵便電気通信省(Ministry of Post and Telecommunications:MPTC)およびカンボジア・デジタル技術アカデミー(Cambodia Academy of Digital Technology:CADT)が新デジタル技術ワークショップを共催した。
在カンボジア日本国大使館も協力したという。
OREX SAIからはOpen RANの説明が行われた。
OREX SAIは総務省の公開入札を通じてカンボジアでOpen RANの試験を行う事業者として選定された。
2024年10月から2025年3月までカンボジア国内の大規模な商業施設でOpen RANのデモンストレーションを実施する。
Open RANのデモンストレーションでは音声通話とデータ通信を検証するという。
第4世代移動通信システム(4G)の技術を採用するため、無線方式はLTE方式を採用すると考えられる。
商業施設の詳細は開示していないが、ショッピングモールとなることが公表されている。
ほかにNTT DATA Corporationのマレーシア法人であるNTT DATA Malaysiaの人工知能(AI)を活用した商業施設向けソリューションの検証も並行して進める。
なお、OREX SAIはNTT DOCOMOとNEC Corporation (日本電気)の合弁会社である。
出資比率はNTT DOCOMOが66%、NEC Corporationが34%で、NTT DOCOMOの子会社となる。
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