カンボジア当局が無許可5Gに公式声明、一般市民には報告を呼びかけ
- 2025年01月31日
- 海外携帯電話
カンボジアの政府機関で電気通信分野の規制を司るカンボジア電気通信規制庁(Telecommunication Regulator of Cambodia:TRC)は無許可の第5世代移動通信システム(5G)に関して公式声明を発出した。
カンボジア電気通信規制庁は公式声明でいかなる会社、工場、企業に対しても5Gの技術を使用するための許可や免許を発給していないと説明している。
これまでに、カンボジア電気通信規制庁にはカンボジア国内の一部の会社、工場、企業がプライベート5Gを導入していると報告が寄せられており、すべての会社、工場、企業、一般市民に通知するとして公式声明で5Gの許可や免許に関する状況を明確化することになった。
カンボジア電気通信規制庁から事前に許可を得ずに5Gの技術を運用もしくは使用することはカンボジアの電気通信法に違反することになるため、適用される法律および規制のもとで責任を問うという。
5Gの技術を運用もしくは使用している会社、工場、企業に対しては直ちに5Gに係る活動を中止するよう命じている。
さらに5Gに係る活動の中止をカンボジア電気通信規制庁に報告したうえで、近い将来に発表する公式な5Gの許可を待つよう求めている。
カンボジア電気通信規制庁は会社、工場、企業に対して検査を実施する予定で、5Gに係る活動の継続が判明した場合は適用される法律および規制のもとで厳格な措置を講じると強調した。
カンボジアの一般市民に対しては5Gに係る活動が存在する場合は営業時間内に電話もしくは電子メールで報告するよう呼びかけている。
すべての報告の機密を維持することも付け加えている。
スポンサーリンク