クウェートのZain、Open RANベースの5G SAの試験に成功
- 2025年02月28日
- 海外携帯電話

クウェートの移動体通信事業者(MNO)でZainとして携帯通信事業を行うMobile Telecommunications CompanyはOpen RANの技術による第5世代移動通信システム(5G)の試験に成功したことが分かった。
Mobile Telecommunications Companyは米国(アメリカ)のParallel Wirelessと協力してOpen RANの技術による5Gの試験を実施したという。
Open RANの技術による5Gの試験ではOpen RANに対応した通信設備を用いて固定通信用途を想定して5Gを構築した。
無線方式は5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式を採用している。
無線アクセスネットワーク(RAN)構成はNR方式が単独で動作するスタンドアローン(SA)構成である。
下りの通信速度は1.3Gbps超を記録しており、Mobile Telecommunications Companyが設定する厳格なパフォーマンスの基準を上回る結果を示したという。
RANを構成する通信設備の詳細は開示していないが、Parallel Wirelessが提供するOpen RANに対応したGreenRANソリューションを用いたことが公表されている。
さらにクウェートのMiddle East Telecommunications Company (METCO)も試験に参画しており、試験で重要な役割を果たしたと案内している。
Middle East Telecommunications Companyは協議の開始からプロジェクトの管理まで務め、Mobile Telecommunications CompanyとParallel Wirelessの円滑な協力に貢献した。
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