OREX SAIとSurge、ノキア製の通信設備を利用して1.4GHz帯で5G構築へ
- 2025年03月10日
- docomo-総合

NTT DOCOMOの子会社であるOREX SAI、Surgeとして事業を行うインドネシアのSolusi Sinergi Digital、フィンランドのNokia Corporationはインドネシアのインターネットサービスが不十分な地域に高速なインターネットアクセスを拡大するための協力に係る覚書に署名したと発表した。
固定無線アクセス(FWA)用途で構築する第5世代移動通信システム(5G)を通じてインドネシアの最大4,000世帯に手頃な料金の固定ブロードバンドを提供することを目的とする覚書である。
インドネシアは東南アジア諸国連合(Association of Southeast Asian Nations:ASEAN)の加盟国では最も固定ブロードバンドの普及率が低い国で、OREX SAI、Solusi Sinergi Digital、Nokia Corporationが専門知識とインフラストラクチャを活用して改善を目指す。
これまでに、OREX SAIとSolusi Sinergi Digitalはインドネシアで手頃な料金のインターネットプログラムを推進するための複数年の包括的な商業協定を締結したことが公表されていた。
新たに締結した覚書ではNokia Corporationも含まれ、Nokia Corporationが据置型無線LANルータや高度な固定ネットワークソリューションを提供するという。
固定通信用途で構築する5Gは無線方式としてNR方式を採用する。
周波数はサブ6GHz帯(Sub6)でTDDの1.4GHz帯を利用する計画で、NR BandはFR1のn50となる。
2025年後半にフィールドトライアルを開始する計画を公表しており、フィールドトライアルを通じて評価や改善を行う。
本格的な商用化は2026年初めとなる予定である。
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