OREX SAI、カンボジアでOpen RANのトライアルを開始
- 2025年03月11日
- docomo-NEC, 海外携帯電話

NTT DOCOMOの子会社であるOREX SAIはカンボジアでOpen RANのトライアルを開始したことが分かった。
OREX SAIはスペインで開催したMWC Barcelona 2025 (MWC25)に合わせてNTT DOCOMOおよびOREX SAIが展開するOpen RANサービスのブランドであるOREXを紹介する資料を公開しており、2024年以降の事業の進捗も紹介している。
ペルー、シンガポール、インドネシアで実施したOpen RANのトライアルの成果を共有したほか、カンボジアでは2025年3月にOpen RANのトライアルを開始および進行中という。
カンボジアでは同国内に所在する大規模な商業施設でOpen RANの技術による第4世代移動通信システム(4G)を構築して音声通話およびデータ通信を検証している。
さらにNTT DATA Corporationのマレーシア法人であるNTT DATA Malaysiaが提供する商業施設向けカメラソリューションの試験も行い、安定した携帯通信網で実現できるユースケースの検証も進める。
まずは無線方式は4GのLTE方式で構築しているが、将来的には第5世代移動通信システム(5G)のNR方式で検証することも視野に入れている。
NR方式の無線アクセスネットワーク(RAN)構成はLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成を想定している。
なお、OREX SAIはNTT DOCOMOとNEC Corporation (日本電気)の合弁会社である。
出資比率はNTT DOCOMOが66%で、NEC Corporationが34%となっている。
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