香港特別行政区の中国移動香港が6月末に3Gを終了、2Gは継続予定
- 2025年04月29日
- 海外携帯電話

香港特別行政区の移動体通信事業者(MNO)であるChina Mobile Hong Kong (中国移動香港:CMHK)は第3世代移動通信システム(3G)の提供を終了すると発表した。
China Mobile Hong Kongは2025年6月30日の0時0分(香港時間)に3Gの提供を完全に終了すると案内している。
事実上、2025年6月29日をもって3Gの提供を終了することになる。
3Gの提供を終了する理由も説明しており、3Gの利用者の減少に伴い3Gの需要が低下したほか、携帯通信網の高度化や通信品質の向上に経営資源を集中することが目的という。
3Gの携帯端末もしくは3GのSIMカードを利用する加入者に対しては3Gの提供の終了に伴う影響を受けないよう早期に第4世代移動通信システム(4G)や第5世代移動通信システム(5G)にアップグレードするよう求めている。
アップグレードに関する問い合わせなどはChina Mobile Hong Kongの店舗および顧客サービスホットラインで受け付ける。
China Mobile Hong Kongは3Gの無線方式としてW-CDMA方式を採用した。
香港特別行政区の移動体通信事業者としては最初にW-CDMA方式の運用を終了することになる。
China Mobile Hong Kongでは第2世代移動通信システム(2G)の無線方式としてGSM方式も運用しているが、GSM方式はW-CDMA方式の運用を終了後も運用を継続する。
なお、China Mobile Hong Kongは中国の移動体通信事業者であるChina Mobile Communications Group (中国移動通信集団)の子会社である。
加入件数を基準として香港特別行政区で最大の移動体通信事業者となる。
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