ベトナムの軍隊工業通信グループが700MHz帯を取得、4Gや5Gで活用
- 2025年05月31日
- 海外携帯電話

ベトナムのViettel Group (軍隊工業通信グループ)は携帯通信向け周波数として700MHz帯を取得したと発表した。
Viettel Groupは1兆9,956億1,300万ベトナムドン(約110億4,342万円)で700MHz帯の取得に成功したと案内している。
700MHz帯は有効期間が15年間で、第4世代移動通信システム(4G)以降の無線方式の導入が認められている。
Viettel Groupとしては700MHz帯を4Gおよび第5世代移動通信システム(5G)の展開で非常に重要な周波数と位置付けている。
4Gおよび5Gの展開で700MHz帯を活用する計画である。
2030年までに人口カバー率を99%に引き上げる目標の達成に理想的な周波数という。
無線方式は4GでLTE方式、5GでNR方式を導入することになる。
バンド番号はLTE方式を導入する場合はBand 28、NR方式を導入する場合はFR1のn28となる。
Viettel Groupの技術調査でカバレッジの半径は700MHz帯では1.8GHz帯の約1.8倍に達すると見込んでおり、既存の周波数では整備が困難なエリアでも効率的に4Gおよび5Gを整備できると説明している。
なお、Viettel Groupは同社の支店で同国の移動体通信事業者(MNO)であるViettel Telecom Corporation – Branch of Viettel Groupを通じて携帯通信事業を行う。
携帯通信事業はViettel Telecom Corporation – Branch of Viettel Groupが事業主体となるため、700MHz帯はViettel Telecom Corporation – Branch of Viettel Groupが4Gおよび5Gの展開で活用することになる。
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