台湾の大衆電信が破産を申請か、サービスの継続は困難との見方も
- 2014年12月22日
- 海外携帯電話
台湾の通信事業者であるFirst International Telecom(FITEL、大衆電信)は近く台湾台北地方裁判所に破産を申請する見通しであることが台湾メディアの報道で分かった。
First International Telecomは台湾でPHS方式やWiMAX方式で通信サービスを提供する通信事業者である。
これまでにDDI Pocket/WILLCOM(現Y!mobile)のPHSネットワークを利用した日本における国際ローミングを提供した時期があり、2014年5月にはAXGP方式の導入も表明していた。
直営店の全廃止などの施策で経営再建を狙っていたが、計画通りに経営再建が進まなかったという。
債務は約10億台湾ドルとされている。
First International Telecomは過去に会社更生法の適用を申請しており、事実上の倒産は今回で約6年ぶり2度目となる見通し。
PHSサービスでは1.9GHz帯の10MHz幅を使用しており、2015年4月にはライセンスの満期を迎える予定となっているが、NCCに2020年12月までの延期を求めている。
一方で、WiMAXサービスは2.5GHz帯の30MHz幅を使用しており、2016年3月にライセンスの満期を迎える予定であるが、各社がWiMAX方式からTD-LTE方式への転用を計画する中でWiMAXサービスを継続する必要性が議論されることは必至である。
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