ソウル中央地裁、SK Telecomに世界初の3CC CAを謳う広告を禁止する命令
- 2015年01月23日
- 海外携帯電話
韓国の移動体通信事業者であるKTとLG U+がSK Telecomの世界初を謳う広告を禁止するようソウル中央地方裁判所に仮処分を申請した件で、ソウル中央地方裁判所はSK Telecomに対して該当する広告を禁止する命令を下した。
問題の広告は3帯域を束ねたキャリアアグリゲーション(3CC CA)に関するもので、SK Telecomは3CC CAを3band LTE-Aとして世界で初めて商用化したと謳っているが、これについてKTとLG U+が反発した。
SK Telecomは3band LTE-Aに対応した端末として100台限定で2014年12月よりSamsung GALAXY Note 4 S-LTEの販売を開始し、それと同時に3band LTE-Aを世界で初めて商用化したと宣言したが、販売台数が限定されていることで一般ユーザが自由に購入できない状態であり、KTとLG U+は世界初の商用化と称することは不適切と問題視していた。
ソウル中央地方裁判所はKTとLG U+の主張を全面的に認め、SK Telecomに3CC CAを世界初の商用化とする広告を禁止した。
これによって、SK Telecomは3CC CAを世界で初めて商用化したと謳うTVCM、紙面広告、屋外広告などをすべて停止する必要がある。
なお、SK TelecomとKTはソウル中央地方裁判所が命令を下す前にSamsung GALAXY Note 4 S-LTEの一般販売を開始しており、KTは本物の商用化と謳って皮肉を込めている。
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