台湾当局、亞太電信と國碁電子の合併案を却下
- 2015年01月29日
- 海外携帯電話
台湾で電気通信事業を管轄する国家通訊伝播委員会(NCC)は台湾の移動体通信事業者であるAsia Pacific Telecom(亞太電信)とAmbit Microsystems(國碁電子)の合併案を却下したことが台湾メディアの報道で分かった。
これまでにAsia Pacific TelecomとAmbit Microsystemsは2015年6月末までに統合する方針が明らかにされていた。
Ambit Microsystemsは通称Foxconnとして知られるHon Hai Technology Group(鴻海科技集団)の企業で、Asia Pacific TelecomがAmbit Microsystemsを吸収する形で合併し、合併後のAsia Pacific Telecomの株式をHon Hai Technology Groupが取得することで、Asia Pacific Telecomの経営をHon Hai Technology Groupが握る計画としていた。
Hon Hai Technology Groupは台湾の移動体通信事業者であるTaiwan Mobile(台湾大哥大)との提携も発表しており、すでにAsia Pacific TelecomがTaiwan Mobileのネットワークを利用した国内ローミングを開始するなど、早くも提携による動くを見せている。
しかし、国内ローミングはTaiwan Star Telecom(台湾之星電信)をはじめとする台湾の移動体通信事業者から反発を受けており、国家通訊伝播委員会が調査に乗り出している。
国家通訊伝播委員会は国内ローミングに関して明確にされていないことを理由とし、Asia Pacific TelecomとAmbit Microsystemsの合併案を却下したという。
また、国家通訊伝播委員会はAsia Pacific Telecomに対して国内ローミングに関して追加資料を提出することを要求しており、提出後に合併案を再審査する見通しである。
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