VAIO Phone (VA-10J)はFOMAプラスエリアに非対応か
- 2015年03月14日
- Android関連
日本通信が発表した台湾の台湾のQuanta Computer(広達電脳)製スマートフォン「VAIO Phone (VA-10J)」はFOMAプラスエリアに非対応となる可能性が浮上した。
日本通信は公式ウェブサイト上でVAIO Phone (VA-10J)の製品ページを公開しているが、通信方式および対応周波数は下記の通りに記載されている。
LTE:2100(B1)/1800(B3)/800(B19)
W-CDMA:2100(I)/800(XIX)
GSM:1900/1800/900/850
このうち、W-CDMA方式に注目すると、800MHz帯はBand XIXのみに記載されており、Band VIには非対応と考えられる。
Band VIとBand XIXはともにNTT docomoが使用しているが、それぞれ使用されているエリアなどが異なる。
NTT docomoはルーラルエリアなどをFOMAプラスエリアとして800MHz帯でカバーしているが、FOMAプラスエリアの800MHz帯はBand XIXではなくBand VIとなる。
一方で、Band XIXはCSFBに活用するためか、主に高トラヒックエリアで運用されている。
そのため、日本通信の公式ウェブサイトに記載されているスペックに間違いがなければ、Band VIに非対応のVAIO Phone (VA-10J)はFOMAプラスエリアでは利用できないことになる。
VAIO Phone (VA-10J)は日本通信の通信サービスとセットで割安に提供するプランを用意しており、スマートフォン単体で販売するよりもセットでの販売を主としたい模様である。
日本通信はNTT docomoのネットワークを利用する仮想移動体通信事業者(MVNO)であるため、通信サービスの提供エリアはNTT docomoのそれに準ずる。
期待を散々煽って登場したVAIO Phone (VA-10J)であるが、日本通信が主導しており、しかもNTT docomoのネットワークを利用する通信サービスとセットで販売するにも関わらず、FOMAプラスエリアに非対応という点はあまりにもお粗末な仕様に感じる。
日本通信
VAIO Phone (VA-10J)
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