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イタリアZeromobileが提供するChatSimのSIM事業者はエストニアのEMT



イタリアのZeromobileが提供するSIMカード「ChatSim」が手元に届いた。

注文の受付開始直後に注文したのであるが、送料をケチったせいで到着まで時間がかかった。

ChatSimは一部の国や地域を除いた世界各国で利用できるSIMカードで、メッセージングアプリケーションのみ利用可能となっている。

パッケージはChatSimとChatSim Plusの2種類が用意されており、対応エリアが異なっている。

日本においてはChatSimを利用可能で、ローミングとして日本のモバイルネットワークに接続する。

ローミング提携事業者はNTT docomoで3Gのみ利用可能となっており、ChatSimを日本で利用する場合はNTT docomoのW-CDMA方式を利用することになる。

前置きが少し長くなったが、ChatSimを購入した最大の理由はSIM事業者が気になったからである。

世界各国のPLMN番号は国際電気通信連合(ITU)にて掲載されているが、イタリアのZeromobileは見当たらない。

そのため、SIM事業者およびPLMN番号を特定するために購入した。

答えから言うとPLMN番号は248-01で、このPLMN番号はエストニアの移動体通信事業者であるEstonian Mobile Telecom(EMT)に割り当てられている。

ChatSimを挿入するとSIMカードは提供元のZeromobileと表示されるが、SIMカードのPLMN番号はEstonian Mobile Telecomであることが分かる。

また、SIMカードの台紙の裏側には電話番号が記載されており、+372から始まる電話番号となっている。

+372はエストニアの国番号で、エストニアの電話番号が与えられていることも確認できる。

エストニアではChatSimとChatSim Plusの両方を利用可能で、ローミング提携事業者はEstonian Mobile Telecomである。

日本で利用するとローミングを示すRマークが表示されるが、エストニアで利用するとRマークが出ないかもしれないので、誰か試してみてはどうだろうか。

chatsim3

パッケージはChatSimのイメージカラーの深い緑色。

chatsim1

SIMカードの台紙にはChatSimのロゴタイプがプリントされているが、SIMカード自体は真っ白で面白みがなく、サイズはMini SIM (2FF)サイズとMicro SIM (3FF)サイズのデュアルカットとなる。

chatsim2

SIMカードの台紙の裏には+372から始まる電話番号が記載されている。

chatsim4

接続先はNTT docomoでSIMカードはZeromobileと表示されている。

chatsim5

PLMN番号とMSINから構成されるIMSIの頭はEstonian Mobile TelecomのPLMN番号である248-01となっており、接続先のPLMN番号はNTT docomoの440-10で、通知バーにはローミングを示すRマークが出ている。

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