台湾の國碁電子が亞太電信との統合前にLTEサービスを開始へ
- 2015年04月15日
- 海外携帯電話
台湾のFoxconn Technology Group(鴻海科技集団)傘下で移動体通信事業に新規参入するAmbit Microsystems(國碁電子)は台湾の移動体通信事業者であるAsia Pacific Telecom(亞太電信)との統合前にLTEサービスを開始する方針であることが分かった。
Ambit MicrosystemsとAsia Pacific Telecomの統合はAsia Pacific Telecomを存続会社とするものの、Foxconn Technology Groupが統合後のAsia Pacific Telecomの株式を取得することでFoxconn Technology Groupが移動体通信事業に参入する計画となっている。
当初はAmbit MicrosystemsがLTEサービスを開始する前に、2014年12月よりLTEサービスを提供しているAsia Pacific Telecomと統合する予定であり、それを想定して統合案を早期に台湾の行政機関で電気通信事業を管轄する国家通訊伝播委員会(NCC)に提出したが、Asia Pacific Telecomが事業計画に沿っていないことなどを理由に統合案が却下された。
台湾では移動体通信事業に関する規則の改正が決まっており、統合案を再申請すれば新たな規則が適用される可能性が高く、審査などに時間を要して統合がずれ込むことが予想できる。
一方で、Asia Pacific TelecomはLTEサービスのライセンス交付から半年以内、すなわち2015年6月3日までにLTEサービスを開始しなければ免許剥奪となる。
免許剥奪を免れるために、統合案の申請の結果を待たずにLTEサービスを開始し、LTEサービスの開始後に統合する方針に決定した模様である。
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