ラオスのLao Telecomが提供するLTEサービスをプリペイドSIMで試した
- 2015年04月21日
- Report
ラオスの移動体通信事業者であるLao Telecommunications(通称Lao Telecom, LaoTel, LTC)はラオスで唯一のLTE方式による商用サービスを提供している。
シンガポールやマレーシアなどのLTEサービスの利用レポートはいくらでも日本語記事が出てくるが、ラオスについては海外でもあまり具体的な記事は出ていないため、ラオスの首都・ビエンチャンに飛んで試してきた。
周波数はFDD-LTE 1800(B3) MHzの15MHz幅を使用している。
実測値では下り10~20Mbps前後、上り5~20Mbps前後と、実用的に使うには十分な速度が出ており、他社の3G/2Gより快適に利用できるため、この点でLao Telecommunicationsは優位である。
LTEサービスの提供エリアはビエンチャンの中心部とパクセーの中心部となっている。
ビエンチャンでは中心部とタイ・ノンカイへのイミグレーションを結ぶ道路の一部以外では、基本的にLTEサービスを利用できた。
また、ノンカイはメコン川を挟んで対岸がビエンチャンであり、ノンカイの一部でもLao TelecommunicationsのLTEサービスを利用できることを確認している。
プリペイドSIMカードでLTEサービスを利用するためには、3つの罠に引っかからないようにすれば問題ないはず。
1つ目はM-Broadbandを選択すること、2つ目はLTE対応パッケージを申請すること、3つ目はFDD-LTE 1800(B3) MHzに対応していても利用できない端末も存在するため経験と勘で使う端末を選ぶこと。
ちなみにSIMカードの定価は10,000ラオスキープ、Lao Telecommunicationsの直営店以外の携帯電話販売店もSIMカードを売っているが、2~5倍ほど上乗せしていることが多い。
サイズはMini SIM (2FF)/Micro SIM (3FF)/Nano SIM(4FF)のトリプルカットであるため、注意することは特にない。
SIMカードとは別にリチャージカードを買ってチャージしてからパッケージを購入するため、リチャージカードの購入も忘れずに。
その他の詳しいことはいつかどこかで。
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