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インドにおける2015年Q1のスマートフォン出荷台数はサムスンがトップに



インドの調査会社であるCyberMedia Research(CMR)がインドにおける2015年第1四半期のスマートフォン出荷台数の関する調査結果を発表した。

2015年第1四半期は約5,300万台の携帯電話を出荷し、前年同期比で15%の減少となっている。

携帯電話の総数のうち約37%となる約1,950万台がスマートフォンである。

メーカーおよびブランド別ではトップが韓国のSamsung Electronicsで約27.9%、2位がインドのMicromax Informaticsで約16.2%、3位がインドのIntex Technologiesで約9.2%となる。

Samsung Electronicsは2014年第4四半期の23.7%よりシェアを伸ばしており、Micromax Informaticsは2014年第4四半期の17.8%と比べて減少傾向にある。

Micromax Informaticsは2015年第1四半期に投入した機種数が少なく、また米国のCyanogenと協業してMicromax Informatics傘下のYU Televenturesを通じて展開しているYUブランドのスマートフォンに注力していた。

YUブランドのスマートフォンは中価格帯でオンライン販売のみであることから、Micromax Informaticsの出荷台数は伸びなかったと考えられる。

一方で、低価格帯で多くのスマートフォンを投入したIntex Technologiesは出荷台数が増加しており、インドで3位となっている。

インドでは携帯電話の出荷台数が鈍化しており、また低価格帯の端末は多くのメーカーやブランドが投入しているため、単に低価格帯の端末を投入するだけでは出荷台数の増加は難しくなると思われる。

低価格帯の端末はこれまで以上に他社との差別化が必要であり、また収益性を高めるためにオンライン販売への注力、収益性の高い中価格帯以上のスマートフォンを強化するメーカーやブランドも登場している。

出荷台数やシェアにこだわらず収益性の高いモデルで勝負するか、それとも低価格帯で多様なラインナップを用意して出荷台数を伸ばして収益に繋げるか、今後の各社の戦略を注視しておきたい。

CMR

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