台湾大哥大がLTEサービスで1.8GHz帯を拡張、下り最大225MbpsのCAも可能に
- 2015年05月08日
- 海外携帯電話
台湾の移動体通信事業者であるTaiwan Mobile(台湾大哥大)は1.8GHz帯(Band 3)の6.3MHz幅をLTE方式で利用可能となった。
元々は台湾の移動体通信事業者であるFar Eastone Telecommunications(遠傳電信)はGSM方式で利用していた帯域であり、台湾の行政機関で電気通信事業を管轄する国家通訊伝播委員会(NCC)によってLTE方式への転用を認可されたため、LTE方式で利用する。
Taiwan Mobileは2014年8月末より1.8GHz帯でLTEサービスを提供しており、帯域幅は5MHz幅を使用していた。
追加で1.8GHz帯をLTE方式で利用できることになったため、1.8GHz帯におけるLTEサービスは10MHz幅に拡張できる。
APT700 FDDと呼ばれる700MHz帯(Band 28)では20MHz幅でLTEサービスを提供しており、また1.8GHz帯と700MHz帯を束ねたCA_3-28の組み合わせでキャリアアグリゲーションも提供している。
キャリアアグリゲーションを適用すると20MHz幅と10MHz幅を束ねて計30MHz幅とするため、通信速度は下り最大225Mbpsに高速化することになる。
台湾の移動体通信サービスでは初めて通信速度の理論値が200Mbps超となる。
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