米国のMetroPCSが6月21日をもってCDMA2000サービスを終了へ
- 2015年05月09日
- 海外携帯電話
米国の移動体通信事業者であるT-Mobile傘下で同じく米国の移動体通信事業者であるMetroPCSは2015年6月21日をもってCDMA2000方式によるサービスを終了することが分かった。
2012年10月に米国で4位(当時)の移動体通信事業者であるT-Mobile USが同5位(当時)のMetroPCSを買収すると発表し、2013年5月1日に買収が完了した。
T-Mobile USはMetroPCSの買収後もMetroPCSブランドはT-Mobileブランドとは別に継続していたが、2014年夏にはMetroPCSが展開したCDMA2000ネットワークの停波を開始していた。
MetoPCSはT-Mobile USに買収された後はT-Mobile USのFDD-LTE/W-CDMA/GSMネットワークを利用する端末を販売しており、CDMA2000方式に対応した端末からの買い替えを促進するために、アップグレードの施策も実施している。
巻き取りの対象となる端末にはHUAWEI Verge、LG Motion、Samsung Admireのほか、世界初のVoLTE対応スマートフォンの一つとなったLG Connectも含まれている。
CDMA2000方式に対応した端末は2015年6月21日までにアップグレードする必要があり、2015年6月21日より後はCDMA2000方式でのサービスは保証できないと、ネットワークを停波することを示唆している。
アップグレードの施策は条件付きであるものの対象端末を保有するユーザにアップグレードクレジットを付与し、アップグレードクレジットを用いて無料または割引価格で新しい端末を入手できる。
CDMA2000方式で利用している1.9GHz帯の周波数は、FDD-LTE方式に順次転用されることが決まっている。
T-Mobile USはMetroPCSの買収が完了した2013年5月1日には2年以内にMetoPCSのCDMA2000ネットワークを停波する方針を示していた。
2年以内にCDMA2000ネットワークを完全に停波するには至らなかったが、当初の予定から大きなずれはなくCDMA2000サービスを終了することになる。
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