韓国の未来創造科学部、周波数の優先割当など新規キャリアの参入を支援へ
- 2015年05月30日
- 海外携帯電話
韓国の行政機関で電気通信事業などを管轄する未来創造科学部は「移動体通信市場の競争の促進と規制の合理化のための通信政策案」および「2015年度基幹通信事業の許可基本計画案」を発表した。
これにより未来創造科学部による移動体通信事業者の新規参入に関する計画案が判明している。
移動体通信事業者の新規参入について、新たに参入する移動体通信事業者側は設備投資など負担が莫大であるため、負担を軽減して新規参入への障壁を低くする支援計画を立案するとしており、移動体通信事業者の新規参入には肯定的で支援する方針であることを正式に表明した。
支援計画には周波数を優先的に割り当て、またネットワークの構築段階では他の移動体通信事業者のネットワークを利用した国内ローミングを許可するなど、新規参入となる移動体通信事業者側の負担を大幅に軽減するための施策が盛り込まれた。
また、新規参入の移動体通信事業者が撤退することになれば、莫大な埋没費用や利用者の不便を招くため、定着に失敗することがないよう財政面、技術面、能力面など厳格な審査を実施し、すべての条件を満たしている場合に新規参入を許可する方針を示した。
計画案の段階であり最終的な決定ではないが、移動体通信事業者の新規参入を促すために、未来創造科学部が本格的に動き出したと言える。
なお、韓国で移動体通信事業への新規参入を狙う企業としてはSoftBankやKorea Mobile Internet(KMI)などが噂されている。
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